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ある教育者の問題提起が波紋を起こしている

ある教育者が、SNSを使って、教育問題に提起をして、それが大きな波紋を呼んでいます。
その内容とは、現在の教育は、子供を生産するための工場であり、不良品は排除され、良質の人材だけに高い評価を与える施設との提言です。
SNS上では、その提起に賛否両論があり、グローバル化社会に勝ち残るためには、致し方がない話もあれば、人はロボットでは無い意見もありました。
実は、この話は、現代に始まった話では無く、教育学者の中では、よく取り上げられていた話でもあるのです。
中世には、子供の脳を、白い紙とみなして、そこに印刷をする教刷術と呼ばれる教育方法がありました。
それは、工場の流れ作業の様に、子供の脳に印刷をしていく様な考え方です。
この教育者は、その考えを、知らない人々へ直接、提言されたのでしょう。
必ず、印刷した内容が、社会に対して新たな高い価値を生み出す保証はありません。
それはただの、印刷されるものと印刷した物の自己満足だけで終わってしまう場合もあるはずです。
既に、この考え方も存在していまして、自分自身が学びたい内容を衝動的に学ぶ意義に価値を置く、北欧などでは、高い学力が現れています。
この教育者は、日本の危惧を考慮して、社会的に気づいて欲しい、気持ちがあったのではないかと思われます。

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